分裂勘違い君劇場ANNEX

分裂勘違い君劇場に掲載した記事の続き、付録、脚注、補足などの置き場所です。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている - 註

紙の書籍版の第一版の巻末の参考文献一覧につけられた日本語のコメントは、以下の3つの理由により、第二版以降では、全て取り除かれる予定になっている。
(1)この日本語のコメント部分は、著者が書いたものではない。
(2)著者確認工程において、著者がその部分を確認するのを失念していた。
(3)誤解や間違いが含まれている。
この問題は、本来なら、著者校正の段階で、著者が見つけ出して、著者の責任で、取り除かなければならないものであった。しかし、そこに問題のあるコメントが書き加えられているということに著者が気づかず、そのまま出版されてしまうという事故が起きてしまった。全ては著者の責任である。この場を借りて、お詫びしたい。

註1: Efran, M.G., & Patterson, E.W.J.(1976). The politics of appearance. Unpublished manuscript, University of Toronto
註2: 元の論文そのままだとわかりにくいので、認知バイアスの本質の理解を損ねない範囲で、わかりやすくなるように話を多少加工してある。この後、本書に出てくる研究論文は、すべて同様の「加工」をされていることに注意されたい。また、「そもそも、心理学における研究には、再現性が低いものもたくさん含まれているので、心理学研究自体が信用ならない」と思われる向きもあろう。そこで本書では、主に、ハロー効果のように多くの研究でその存在が確認され、安定感のある、定番の認知バイアスを中心に話を展開している。
註3: 実際に脳の中に、意識と無意識が、このような形で存在するわけではない。また、「無意識が評価値を書き換えている」という説明も、必ずしも正確に実態を反映したものではない。しかし、認知バイアスという複雑でわかりにくい現象を、このようなものだと理解することで、ぐっと直感的に理解できるようになる。それによって、より多くの人に、認知バイアスを直感的に理解してもらい、使いこなせるようになってもらうことが、本書の狙いである。つまり、この「解釈」は、多くの人が簡単に認知バイアスを使いこなすためのツールなのである。本書で出てくる説明の多くは、これと同様のものであることに注意されたい。
註4: Walczak, Lee, Richad S. Dunham, and McNamee, “Selling the Ownership Society,” Business Week, September 6-13, 2004, based on data from Pew Research Center for the People & the Press.
註5: Thomas Gilovich, Robert Vallone, and Amos Tversky, “The Hot Hand in Basketball: On the Misperception of Random Sequences,” cognitive Psychology 17 (1985) :295-314.